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「画像はこれでOK?」「解像度やサイズって何を見ればいい?」――オリジナルTシャツ制作でつまずきやすいのが“データ入稿”。本稿では、初めてでも失敗しないための要点を、長袖Tシャツにもそのまま使える形でわかりやすく整理。チットプラスに入れる前の“最終確認”として、そのまま使えるチェックリスト付きでお届けします。
画像は実寸300dpiを目安に準備。スマホ写真でも、明るい場所で撮影したものなら十分対応可能。
仕上がりサイズを先に決めてから画像を作成・書き出し。拡大は劣化の元、縮小は安全が基本。
ビッグプリントは解像度だけでなく“被写体の鮮明さ”が命。ピンぼけや強いノイズは避ける。
デザイン作業はRGBでOK。最終確認時はモニターの明るさを少し落として色の濃さをチェック。
濃色ボディに写真を載せるなら、コントラスト+縁取り2〜3mmで埋もれを回避。
白インク下地を前提にする場合も、黒ベタの過剰は避けて階調を残すと高見え。
背景は完全透過のPNGが扱いやすい。白フチが出やすい境界は羽毛(フェザー)控えめでくっきり。
切り抜きが難しい髪の毛や細線は、細いアウトラインを付けるときれいに乗る。
文字はアウトライン化または画像化で“文字化けゼロ”に。
号数の目安は、胸ワンポイントなら7pt以上、離れて読ませる見出しは10pt以上を基準に。
画数の多い漢字は“太らせ”を少しだけ。細すぎる線は印刷で痩せやすい。
胸中央ビッグは、襟元から12〜14cm下を中心に。
左胸ワンポイントは、首元から約8〜10cm下/左へ7〜9cmを目安に。
長袖Tシャツの袖プリントは、肘より上に収め、袖口リブの“伸びゾーン”を避けると割れにくい。
端からは最低2cmの逃げを確保。際ギリギリはヨレやすい。
インクジェット(DTG):写真・グラデ重視/少ロット。柔らかい風合い。
シルクスクリーン:ロゴ・少色・大ロットで強い。発色・耐久◎。
DTF:濃色×多色・細線に強く、袖や凹凸部にも安定。
昇華:白〜淡色ポリエステル向け。軽く通気性を損ねにくい。
仕上がりサイズで実寸300dpi以上か
RGBで色を整え、画面の輝度を落としても暗すぎないか
透過PNGで白フチ・不要背景が残っていないか
文字はアウトライン化したか/最小サイズを満たしているか
端から2cm以上の余白、中心位置は適正か
同デザインをオリジナルTシャツと長袖Tシャツで共用する場合、袖や襟周りのバランスを再確認したか
本番前にテスト1枚を刷って洗濯チェック。色落ち・縮み・位置の“リアル”を確認。
サイズ混在発注は、合計枚数で単価が決まるため小刻みOK。
追加発注に備えて、デザインはクラウド保存+バージョン名で管理。
Q. スマホ写真でも大丈夫?
明るい場所のバストアップならOK。心配なら被写体を大きめに撮ってトリミング。
Q. 黒ボディに写真が沈む…
コントラストを少し上げ、縁取り2〜3mm+DTFを検討。
Q. 半袖と長袖で同じ版を使える?
基本OK。袖や着丈バランスだけ微調整すれば統一感が出ます。
Q. 洗濯で劣化させたくない
裏返し+ネット+30℃以下+脱水30秒以内+陰干しで長持ちします。
成功の鍵は実寸300dpi/透過PNG/余白設計/文字のアウトライン。
方式はデザイン×枚数×素材で選ぶと迷わない。
オリジナルTシャツも長袖Tシャツも、チットプラスならシミュレーターで位置・サイズを可視化しながら最短ルートで完成へ。
思い通りの“見え方”を、そのまま布に。今日から入稿の不安はゼロに。