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お気に入りのオリジナルTシャツにピンホール。袖先の糸がほつれて長袖Tシャツの肘が薄くなってきた…。そんな時こそ“即リペア”。正しい手順なら道具少なめ・短時間で見た目も耐久もグッと回復します。ここでは穴の原因の見分け方から、サイズ別の補修テク、仕上げ・洗濯・予防までを一気に解説。チットプラスで作った一枚を、長く・きれいに着続けましょう。
摩擦系:バッグやベルト、デスク端の引っかかり。裾まわりや脇腹に点在しやすい。
洗濯ダメージ:ネット未使用・満載洗いによる生地の引きつれ。
経年&化学的劣化:汗・皮脂・日光で繊維が弱り、薄い部分から破れやすい。
プリント周辺の硬化:厚膜プリントの縁は応力集中しやすくピンホールに。
まずは原因を特定。再発予防までが“リペア”です。
平らな台で裏返す(表側に針跡を出さないため)。
糸選び:コットンTは綿糸、伸びる生地やリブはポリ/レジロン系の伸縮糸。
針:薄手は細番手、スウェット寄りやリブは“ストレッチ針”。
用意すると安心:ニット用接着芯、当て布、布用ボンド、アイロン、ハサミ。
裏から“ニット用接着芯”を1cm角で当てる → 低温アイロン数秒。
表側で生地目を寄せ、かがり縫いで軽く固定(糸色は生地に合わせる)。
もっと時短なら:極少量の布用ボンドを裏面から点付け→24時間乾燥。
裏から共布の当て布(Tシャツの裾上げ端や不要TでOK)を薄く。
穴の縁を合わせ、まつり縫いで円を描くように閉じる。
仕上げに低温アイロン。目立つ場合は極小ワッペンや刺繍でデザイン化。
破れの周囲を整え、ダーニング(縦糸→横糸の順に編むように糸で埋める)。
強度重視ならパッチ。共布を楕円に切り、外周をブランケットステッチで固定。
ストレッチが大きい袖リブや脇は、伸縮糸+ジグザグ縫いが割れにくい。
厚膜プリント上は針跡が出やすいので、裏当て+布用ボンドで極小補修→乾燥後に低温アイロン。
面積が広い・色差が出る場合は、**同データでの“部分リプリント”**が最もきれい(チットプラスなら同デザイン展開で作り直しもスムーズ)。
肘の薄破れ:楕円パッチをやや大きめに(直径+7〜10mm)。運動量が多いのでステッチは二重。
袖口のほつれ:ほつれ止め液→波縫いで固定。リブのテンションを保つため、縫い縮めは最小限に。
仕上げは当て布+低温アイロンで形を整える。
24時間は負荷と水分NG(ボンド・接着芯の定着時間)。
次回からは裏返し+洗濯ネット+30℃以下+脱水30秒を徹底。
直射日光は退色&繊維劣化の原因。陰干しが基本。
バッグの金具・ベルト・机の角など摩擦源を避ける。
洗濯機は容量7割まで。ファスナーは閉じて別洗い。
指輪や長い爪は着脱時だけ外すと裾穴予防に効果大。
プリントの縁は応力がかかるため、引っ張って着脱しない。
ワンポイント刺繍(星・スマイル・イニシャル)で穴をチャームに。
同色インクでミニプリントを重ねて馴染ませる。
ワッペン×ステッチでストリート感をプラス。
既存デザインと色をリンクさせると“後付け感”が消えます。
気に入ったグラフィックはデータ保存しておけば再制作が簡単。
同デザインをオリジナルTシャツ/長袖Tシャツ/パーカーへ横展開してローテーションを増やすと、1着あたりの負担が減り穴もできにくい。
少ロットで試作→洗濯テストをしてから本発注すれば、長持ちする素材・オンスが見極めやすい。
Q. 布用ボンド補修は洗濯で剥がれない?
薄塗り+完全乾燥+低温アイロンで密着を高めれば、日常洗濯に十分耐えます。高温乾燥は避けましょう。
Q. 接着芯はどれを選べばいい?
伸びる生地にはニット用(伸縮タイプ)。普通の不織布芯は洗濯でパリつきやすいので不向き。
Q. 目立たせずに直したい
糸色を“やや暗め”にすると影に溶け込み目立ちにくいです。光沢糸は避けましょう。
Q. 大穴で見た目も変えたい
思い切ってパッチワークや刺繍で“見せリペア”。チットプラスで同色の無地を追加して当て布用に使うのもおすすめ。
小さな穴は「裏当て+かがり/まつり」でサクッと復活。
大きな破れは「ダーニング or パッチ」で強度とデザイン性を確保。
裏返し・ネット・低温・陰干しの4原則で再発を予防。
データ保存&横展開で、オリジナルTシャツも長袖Tシャツも“いつでも新品ルック”へ。
直す力は、愛着を何倍にもしてくれます。今日からリペアを味方に、あなたの一枚をもっと長く。